🇺🇸 English 🇰🇷 한국어 🇯🇵 日本語
ホーム › AI & 機械学習
AI & 機械学習

グーグル「Gemini 4 Carbon」発表 サイバー防御担当に先行提供

グーグルは10月28日、次世代モデル「Gemini 4 Carbon」を発表した。SEC-bench Proで88.2%、Artificial Analysisの指標で59点の首位を掲げ、フェアウィンド・プログラムを通じてサイバー防御担当者に先行提供する。

グーグルは10月28日(現地時間)、次世代フロンティアモデル「Gemini 4 Carbon」を発表した。同社は自社最強のモデルと位置付けつつ、開発者や一般利用者より先に、サイバー防御の担当者に提供する。グーグル・ディープマインドの上級副社長で最高AIアーキテクトのコライ・カヴクチュオール氏は公式ブログで、CarbonはGemini 4 Argonを基盤とし、脆弱性発見のベンチマークで最高水準の成績を出したと説明した。

暗い画面に色分けして表示されたソースコード
モニターに表示されたソースコード(資料写真) · 사진: Ilya Pavlov ilyapavlov / 위키미디어 공용(CC0 1.0)

要点

  • グーグルの発表によると、脆弱性の発見(SEC-bench Pro)で88.2%、エクスプロイト(ExploitGym)で54.8%、パッチ作成(CWE-bench)で71.0%を記録した。いずれもガードレールなしで測定した数値である。
  • 今週から一部のサイバー防御担当者が利用を始め、「Fairwind(フェアウィンド)プログラム」を通じて審査済みのパートナーへ広げる。開発者や一般向けの公開日は決まっていない。
  • 導入価格はArgonと同じ入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドル。導入期間の終了後は4ドルと20ドルに上がる。

Gemini 4 Carbonのベンチマーク性能

グーグルが最初に掲げたのは、Artificial Analysisの総合指標「Intelligence Index」(v5.0)で59点を獲得し、首位に立ったという結果だ。Web開発の評価「WebDev Arena」ではEloスコアが89点上がって1769点となったが、順位は4位にとどまる。

最も力を入れたのはセキュリティ分野だ。同社によると、セキュリティ関連のベンチマークはガードレールを外した状態で評価したという。

Gemini 4 Carbonのセキュリティ評価(グーグル発表、2026年10月28日)
ベンチマーク課題スコア
SEC-bench Pro脆弱性の発見88.2%
ExploitGymエクスプロイト54.8%
CWE-benchパッチ作成71.0%

社内の結果も示した。安全なコードの生成成功率はArgonの2倍を超え、Chromeチームは高品質なパッチの生成で、Carbonが「他社の大規模フロンティアモデル」を10倍以上上回ったと報告した。比較対象の名前は明かしておらず、外部による再現結果もまだない。

Argonより安全になったのか

グーグル自身の評価ではそうだ。Gray Swanの間接プロンプトインジェクション評価では、攻撃成功率がArgonの0.7%から0.0%に下がった。Terminal-Bench 4.0では、不正行為の成功率が0.0%、試行率が0.4%だった。

社内の実地コーディングテストでは、深刻度の高いミスアラインメント警告が80%近く減った。根拠のない主張はArgonの約半分となり、行き過ぎた行動(overreach)は26%、対応不足(under-service)は29%減ったという。

誰が先に使えるのか フェアウィンドとは

グーグルは、9月30日にArgonをフェアウィンドの参加者へ先行提供した手法を今回も踏襲した。フェアウィンド・プログラムは、政府や国のサイバー当局、医療・通信・エネルギー・金融といった重要インフラの事業者、主要なテクノロジー基盤を優先する。身元調査を含む審査があり、利用は社内のセキュリティ、インシデント対応、侵入テストのチームに限られる。

同社は、米政府による任意の公開前モデル試験の手続きに参加していると明らかにした。一般公開については、ガードレールの改善を経て「できるだけ早く」実施するとしている。

背景と意味

AI各社はソフトウェアの欠陥を見つけて直す能力で競う一方、その能力を誰に先に渡すかを模索している。グーグルは、制限のないモデルを審査済みの防御担当者にだけ先に渡す道を選んだ。カヴクチュオール氏は以前、Gemini 4は仕上げの段階にあり、早めに出すと述べていた。

今後の見通し

焦点は、有料APIの顧客がいつ使えるようになるかと、外部評価でグーグルの数値が裏付けられるかである。キャッシュされた入力トークンは95%割引となり、4ドルと20ドルの通常価格は、グーグルが時期を明らかにしていない導入期間の終了後に適用される。

よくある質問

開発者は今すぐGemini 4 Carbonを使えるのか。 使えない。グーグルは一部のサイバー防御担当者から始め、フェアウィンドを通じて信頼できるパートナーを順次増やす。一般の開発者向けの公開日は示していない。

Gemini 4 Carbonの料金はいくらか。 導入価格は入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルで、Argonの発売時と同じだ。導入期間の終了後は4ドルと20ドルになる。

フェアウィンドにはどう申し込むのか。 グーグルは、Google Cloudのアカウント担当チームに問い合わせるよう案内している。Google Cloudの顧客でない場合は、まず利用開始の手続きが必要になる。

参考資料

#Gemini 4 Carbon #ジェミニ #グーグル #Google DeepMind #AIセキュリティ #サイバー防御 #フェアウィンド
チ
チョン・スン
AI Newsway · 開発者

AI Newswayの編集責任者です。AI、開発ツール、クラウド、生産性テクノロジーの記事を執筆しています。

この記者の他の記事 ›
著作権者 © AI Newsway 無断転載・再配布、AI学習・活用禁止
共有
f X K

コメント 0

現在コメントの投稿は無効になっています。

最初のコメントを書いてみましょう。