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AI回答の報道引用22%に低下 ChatGPTで顕著

マックラックが10月28日に公表した報告書によると、9月のAI回答の引用に占める報道記事の割合は22%と5月(27%)から低下した。ChatGPTでは1月の28.1%から22%に下がった。

AIチャットボットの回答で引用されるリンクのうち、報道機関の記事が占める割合が2026年9月に22%へ低下した。5月の27%から5ポイントの下落である。米メディアソフトウエア企業のマックラック(Muck Rack)が10月28日に発表した。低下を主導したのはChatGPTで、政府サイトや百科事典、企業コンテンツが比重を伸ばした。

折りたたまれて積み重ねられた新聞
積み重ねられた新聞(資料写真)。マックラックの調査では、AI回答の引用に占める報道記事の割合が9月に22%へ下がった。사진: Babak Farrokhi from Tehran, IRAN / 위키미디어 공용(CC BY 2.0)

ポイント

  • AI引用に占める報道の割合は9月に22%となり、2025年7月以降25~27%で推移していた水準を割り込んだ。
  • ChatGPTでは1月の28.1%から9月は22%に低下し、主要報道機関の一部は引用がほぼゼロになった。
  • アーンド(第三者による言及)・第三者の情報源は依然84%超を占め、有料・広告記事は0.3%にとどまった。

AI回答の引用元はどう変わったか

数値は、マックラックと傘下のジェネレーティブ・パルス(Generative Pulse)による報告書「AIは何を読んでいるか(What Is AI Reading?)」2026年10月版に基づく。同報告書は今回で4回目で、同社は報道の割合低下を4回の調査で最大の有意な変化だとしている。

減った分は企業の自社サイトよりも、ほかの外部情報源に移った。第三者の企業コンテンツは24%から25.1%、アグリゲーター・百科事典系は17.4%から18.3%、政府・NGOのサイトは8.6%から9.6%、学術研究は4%から4.4%にそれぞれ上昇した。企業が自ら運営するオウンドメディアも13.7%から15.2%に伸びた。

AI回答の引用元の種類別割合(2026年5月・9月、マックラック)
情報源の種類5月9月
第三者の企業コンテンツ24.0%25.1%
報道記事27%22%
アグリゲーター・百科事典系17.4%18.3%
オウンドメディア13.7%15.2%
政府・NGO8.6%9.6%
学術研究4.0%4.4%
有料・広告記事0.3%0.3%

ChatGPT・Claude・Geminiの比較

変化が最も大きかったのはChatGPTだ。マックラックによると、主要報道機関の多くはOpenAIの検索クローラーを拒否していないにもかかわらず、ChatGPTでの引用がほぼゼロになった社が複数あった。Geminiの報道比率は27.6%から23.6%へ緩やかに下がり、Claudeはおおむね24~28%の範囲を保った。

Claudeではクローラーへの対応が明暗を分けた。Claudeの検索クローラーをブロックした主要報道機関の81%はClaudeからほとんど引用されなかったが、許可した報道機関では12%にとどまった。

引用元の再現性も低かった。同じ質問を1日に2回入力したところ、同じドメインが再び引用された割合はChatGPTが41%、Geminiが45%で、Perplexityは94%だった。4サービスすべてが引用したドメインは212にすぎない。

調査の方法

報告書は、ジェネレーティブ・パルスが2026年1~9月に収集した4000万件超のAI回答と2億700万件の引用をもとにしている。さらに9月、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityに、ブランド名を含まない消費者向けの質問1020件を新たに入力した。研究チームは、モデルの更新や再学習によって引用の傾向が変わり得るとしている。

背景:有料掲載はほぼ引用されず

引用リンクの約99%は非有料の情報源で、アーンド・第三者の比率は4回の調査を通じて82~89%で推移した。ChatGPTが引用したフォーブスのコンテンツでは、編集記事が有料寄稿プログラム「フォーブス・カウンシル」を約1.7対1で上回った。

マックラックの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のグレッグ・ガラント氏は発表文で「ジャーナリズムは、人が読むにせよAIが読むにせよ、情報に信頼性を与えるものだ」と述べた。生成AI検索向けの最適化(GEO)についても「依然としてコミュニケーターが主導するのに最も適した立場にある」との見方を示した。

今後の見通し

Claudeのクローラーをブロックすると回答での露出がほぼ失われる結果が出たことで、AIクローラーの遮断を検討する報道機関は難しい判断を迫られそうだ。広報・マーケティング部門にとっては、ChatGPTとGeminiの再引用率が4割台にとどまったことから、数回の質問だけでAI上の露出を評価するのは難しいといえる。

よくある質問

AIがニュースを読まなくなったということか。 必ずしもそうではない。回答に引用されたリンクに占める報道の割合が下がったという意味であり、報告書は引用を測定したもので、モデルがリンクなしで参照した内容は対象外である。

報道の引用が最も少ないサービスは。 ChatGPTで、9月は22%だった。ClaudeとGeminiは20%台半ばである。

広告費をかければAI回答に載るのか。 効果は小さいとみられる。有料・広告記事は引用全体の0.3%にすぎなかった。

参考資料

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チ
チョン・スン
AI Newsway · 開発者

AI Newswayの編集責任者です。AI、開発ツール、クラウド、生産性テクノロジーの記事を執筆しています。

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