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AMDデータセンター売上97%増、7~9月期134億ドルで最高

AMDが2026年11月3日に発表した7~9月期決算は、売上高が前年同期比45%増の134億ドルと過去最高だった。EPYCとInstinct MI450の需要でデータセンター売上高が97%増の85億ドルに伸び、10~12月期は約170億ドル(±3%)を見込む。

米半導体大手AMDは2026年11月3日(現地時間)、7~9月期(第3四半期)決算を発表した。データセンター部門の売上高は前年同期比97%増の85億ドルとほぼ倍増し、全社売上高は45%増の134億ドルと四半期として過去最高を更新した。10~12月期の売上高は約170億ドルを見込む。

ポイント

  • 7~9月期の売上高は133億7700万ドル(45%増)で、8月に示した見通し(127億~133億ドル)の上限を上回った。
  • データセンター売上高は85億4600万ドル(97%増)と全体の約64%を占めた一方、ゲーミングは40%減の7億7300万ドルだった。
  • 10~12月期の売上高見通しは約170億ドル(±3%)で、中央値は前年同期比約66%増となる。
デュアルソケットのサーバーボードに搭載された2基のAMD EPYC 9754プロセッサーとメモリースロット
AMDのサーバー向けプロセッサー「EPYC 9754」。資料写真。 사진: 极客湾Geekerwan / 위키미디어 공용(CC BY 3.0)

AMD決算、売上高は会社見通しの上限超え

米証券取引委員会(SEC)に提出された決算資料によると、9月26日に終わった四半期の売上高は133億7700万ドルで、4~6月期(115億3600万ドル)から16%増えた。AMDは8月の時点で、7~9月期の売上高を約130億ドル(±3億ドル)と予想していた。

米国会計基準(GAAP)の純利益は95%増の24億ドル、1株利益は1.46ドルだった。非GAAPベースの純利益は35億ドル、1株利益は74%増の2.09ドル。売上総利益率はGAAPで54%、非GAAPで56%と、いずれも前年同期から2ポイント改善した。

リサ・スー会長兼最高経営責任者(CEO)は「売上高がガイダンスの上限を超え、記録的な四半期となった」とコメントした。

AMDの部門別売上高(2025年7~9月期と2026年7~9月期の比較、出所:AMD決算発表、2026年11月3日)
部門2025年7~9月期2026年7~9月期増減率
データセンター43億4100万ドル85億4600万ドル+97%
クライアント27億5000万ドル29億ドル+7%
ゲーミング12億9800万ドル7億7300万ドル-40%
組み込み8億5700万ドル11億ドル+29%
合計92億4600万ドル133億7700万ドル+45%

データセンターをけん引したEPYCとMI450

AMDはデータセンター部門の伸びについて、サーバー向けCPU「EPYC」の需要と、GPU「Instinct MI450」シリーズの投入が寄与したと説明した。同部門の営業利益は28億8200万ドルで、前年同期の10億7400万ドルから2倍以上に増えた。

同社によると、アンソロピック、メタ、マイクロソフト、オープンAI、オラクル・クラウド・インフラストラクチャー(OCI)が、MI450と第6世代EPYCを組み合わせたラック規模のシステム「Helios(ヘリオス)」の初期機でモデルやワークロードを動かしている。

ゲーミングは低迷、PCと組み込みは増収

ゲーミング部門は、ゲーム機向けのセミカスタム製品とグラフィックス製品の販売減で40%の減収となった。一方、モバイル向け「Ryzen」が好調だったクライアント部門は7%増、航空宇宙・防衛などがけん引した組み込み部門は29%増だった。

背景:エヌビディアを追うAMD

AMDのデータセンター売上高は4~6月期にも107%増の67億ドルと急成長していた。同社はAIモデル開発のワールド・ラボと、推論向け半導体のスタートアップTaalas(タアラス)の買収でも合意している。発表数値から計算すると、売上高に占めるデータセンターの比率は1年で約47%から約64%に高まった。

今後の見通し:10~12月期は約170億ドル

AMDは10~12月期の売上高を約170億ドル(±3%)、非GAAPの売上総利益率を約55%と予想する。中央値は前四半期比で約27%増となる。スー氏は「HeliosとVenice(ベニス)の生産拡大に伴い、10~12月期は成長がさらに加速する見込みだ」と述べた。Veniceは第6世代EPYCの開発コード名である。

よくある質問

AMDは自社の見通しを上回ったのか。

上回った。7~9月期の売上高133億8000万ドルは、8月に示した127億~133億ドルの上限を超えた。

ゲーミング部門はなぜ減収になったのか。

AMDは、ゲーム機向けを含むセミカスタム製品とグラフィックス製品の売上減を理由に挙げている。

Heliosとは何か。

Instinct MI450と第6世代EPYCを組み合わせた、AMDのラック規模のAIシステムである。

参考資料

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チ
チョン・スン
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AI Newswayの編集責任者です。AI、開発ツール、クラウド、生産性テクノロジーの記事を執筆しています。

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