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アップル、Siri AIを全開発者に開放 App Store申請は春から

アップルは2026年11月3日、iOS・iPadOS・macOS・visionOS 27.3のベータ版でSiri AIのデベロッパプレビューを公開し、すべての開発者に開放した。アプリはApp Intentsで独自操作やスキル、Spotlightの項目をSiri AIに提供でき、App Store申請は春に始まる。日本語に対応する一方、EUのiPhone・iPadでは使えず、サーバー側機能の拡張利用は将来有料となる。

米アップルは2026年11月3日(現地時間)、Siri AIをすべてのアプリ開発者に開放した。iOS 27.3、iPadOS 27.3、macOS 27.3、visionOS 27.3のベータ版に「デベロッパプレビュー」を組み込み、外部アプリがApp Intentsフレームワークを通じて自らのコンテンツや機能を新しいSiriにつなげられるようにした。アップルの開発者向けニュースによると、App Storeへの申請受け付けは春に始まる。

木々に囲まれた米カリフォルニア州クパチーノの円形の建物アップル・パークを上空から見た様子。屋根は太陽光パネルで覆われている
米カリフォルニア州クパチーノのアップル本社「アップル・パーク」(資料写真) · 사진: Daniel L. Lu (user:dllu) / 위키미디어 공용(CC BY-SA 4.0)

ポイント

  • 27.3ベータ版から、誰でもSiri AI連携機能を開発・テストできる。App Store申請は春に始まる。
  • アプリは独自の操作、複数の操作をまとめた「スキル」、Spotlightのセマンティックインデックス上のあらゆる項目をSiri AIに提供できる。
  • EUではiPhone・iPad・Apple Watch向けのSiri AIはまだ使えない。サーバー側機能の拡張利用は今後有料で提供される。

Siri AIデベロッパプレビューでアプリができること

アップルによると、ユーザーが普段の言葉で頼むと、Siri AIはApp Intentsでつながったアプリの独自操作を実行する。配達状況の確認、予約、注文などだ。連携機能は、Siri AIのパーソナルコンテキストの理解、画面認識、自然言語理解を利用できる。

開発者は「スキル」も作れる。複雑な依頼に対し、複数の操作を一つの流れにまとめて処理するようSiri AIに教える仕組みである。Spotlightのセマンティックインデックスには、既存のスキーマに合う項目だけでなく、アプリのあらゆる項目を載せられるようになった。

アップルは、カレンダー、ファイル、メール、マップ、メッセージ、メモ、写真、リマインダー、Safari、ショートカットなど自社アプリ15本にもSiri AIの機能を広げているという。

提供時期と対応言語、日本語も対象

アップルは「このプレビューは、数カ月後に顧客へ初めて提供される前の早期アクセスだ」と説明した。Siri AI対応機能の利用規約や利用ポリシーは、今後詳しく公表するとしている。

現在の対応言語は英語、フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の6言語だ。繁体字中国語、ノルウェー語、トルコ語、ベトナム語も近く加わる。Apple Intelligence対応端末を対応言語に設定する必要があり、13歳未満は利用できない。

EUは対象外、1日の利用上限も

アップルは「Siri AIは現在、EUのiOS、iPadOS、watchOSでは利用できない」としたうえで、「解決策を見いだすため、EUと建設的に協議している」と述べた。

Siri AIを含め、サーバー側のモデルを使う機能には1日あたりの利用上限がある。上限は機能や依頼の複雑さ、システムの需要によって変わる。アップルは「こうした機能の拡張利用は将来、有料で提供する」としたが、価格は明らかにしていない。

背景:WWDCから27.3ベータまで

アップルは2026年6月8日のWWDCで、App Intentsをアプリと Siri AIを結ぶ仕組みとして初めて紹介した。同日の開発者ツールの発表では、ClaudeやGeminiなど外部モデルを使える言語モデルプロトコルも打ち出した。初回ダウンロード数200万件未満のスモールビジネスプログラム参加開発者には、アップルのFoundation ModelsをクラウドAPI費用なしで提供するとした。

アップルによると、すでに数千人の開発者が、道案内やToDo管理、メッセージ送信といったSiri連携機能を作っている。

今後の見通し

アップルは、エンジニアに質問できるApple Intelligenceのグループラボを米太平洋時間11月4日午前9〜10時と11月5日午後6〜7時に開く。焦点は利用規約、拡張利用の価格、そしてEUのiPhoneユーザーがいつSiri AIを使えるようになるかである。

よくある質問

今すぐSiri AI対応アプリをApp Storeに出せるのか。
出せない。27.3ベータ版で開発・テストはできるが、App Store申請の受け付けは春からだとアップルは説明している。

日本語で使えるのか。
使える。日本語は現在の対応6言語に含まれている。

Siri AIは有料になるのか。
価格は発表されていない。サーバー側機能には1日の利用上限があり、拡張利用を将来有料で提供するというのがアップルの説明だ。

参考資料

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チ
チョン・スン
AI Newsway · 開発者

AI Newswayの編集責任者です。AI、開発ツール、クラウド、生産性テクノロジーの記事を執筆しています。

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